保護猫カフェ もっちゃりについて

“もっちゃり”とは

“もっちゃり”という単語に聞き馴染みのない方も多いかと存じます。
辞書で引くと

垢抜けしない 洒脱さのない ダサい ダサダサの

weblio

と出てきます。”ダサダサの”ってすごい前時代的ですね。。

私の解釈でのもっちゃりは、

健康的に肉付きがよい 表情豊か 個性的 自由気まま 健やか

terawaki

という意味で使用しています。
世界中の猫さんみんながもっちゃりするよう、猫類みなもっちゃり計画を密かに始めたわけですね。(もっちゃりっていう響きも良くて好きです)

保護猫カフェ もっちゃりの在り方

保護猫カフェもっちゃりでお預かりしている猫さんは、元野良猫さんや捨て猫さん等様々な理由から行き場をなくし保護された子たちです。

人が大好きで仕方のない猫さんもいれば、猫が大好きで仕方のない猫さんもいて

時間をかけて心を開く猫さんもいれば初対面から甘えん坊な猫さんも、
一匹一匹が個性的で自我を持ったかけがえのない存在です。

そんな猫さんみんながそれぞれ安心して甘えられるお家を見つけるお手伝いができるように、その子はどんな性格で、何が好きで何が苦手で、どんな環境が居心地が良さそうか、それを探しながら日々お世話し、未来の里親様に円滑にお繋ぎできるようどんとこい!とお待ちしている場です。

保護猫カフェ開業のきっかけ

今更ですが、オーナーの寺脇です。

私には4匹の愛猫さんがいます。
初めての出会いは高校一年生でした。段ボールから聞こえるミーミーという鳴き声と、その段ボールを自転車に乗りながら蹴るおじさん。その段ボールの中にはまだへその緒がついた猫かどうかも判断できないほど小さい生き物。よくわからないまま保護をして手探りしながらお世話をし、無事猫さんの虜になりました。(13歳になりました。2024年現在)

2匹目との出会いは関西に台風が直撃した次の日でした。
繁華街で子猫の鳴き声が聞こえる気がして探してみると、泥まみれの子猫が側溝で動いているのを発見しすぐに動物病院へ直行。
その道中に目を閉じ動かなくなり焦りながらも診てもらうと、もう難しいと思うとの診断結果。
諦めきれずに夜間病院にかかり、その先生が可能な限りの処置をしてくれたおかげで生き延びてくれました。

3.4匹目との出会いは出勤途中でした。
ミーミー聞こえる…?と思い探してみると花壇の中に隠すように段ボールがあり、中にはへその緒がついた子猫が2匹。
夏なのに身体は冷えていて、1匹は息も絶え絶えで、病院が開くのを待ちながらできる限り暖め、可能な限りの処置をしてもらい家路につきました。

高1以来の3時間おきのミルク。2匹いる事で時間がかかりほぼ寝れなくて半分ノイローゼのようになってましたが、1匹に胸水がたまっていることが判明し眠気も吹っ飛び、頭ギンギンのまま1日2度の通院を開始。

休診日まで病院を開けてくださり、ちっちゃい身体に注射を刺して水や膿を抜くというすご技をしてくれた先生と、生きる事を頑張ってくれた本人のおかげで今の命があります。(本当にすごい)

こうして度々瀕死状態の猫さんに出会う度に、今回はたまたま救えたけどもしタイミングがズレていたら出会えなかった。じゃあ出会えていない、救えていない猫さんの方が多いのか…となんとも複雑でぬめっとした気持ちが離れませんでした。

私は愛猫さん4匹のことがとってもとっても大切です。何よりも大切で大きな存在で、今私が穏やかに生きる事が出来ているのはこの4匹がいるからです。

ずっと守っていきたいし変わらず健やかにのびのび過ごしてもらうために尽力してきたからこそかなり遠回りをしましたが、まだ見ぬ愛猫さん達のような猫さんの役に立つため保護猫カフェをオープンしました。

猫さんをお迎えしたい方はもちろん、猫さんとのふれあいを楽しみたい方も、これから猫さんを知っていきたい方も、関心を持ってくださった皆さまが癒され心穏やかにお過ごしいただくことが、保護活動の一環になると考えています。(なんで?って思った方はインスタの最初の投稿へ!)

一匹でも多くの猫さんと、一人でも多くの人間の心と身体が健やかであることを心より祈っております。